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マングローブの育て方をペットボトルで試してみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。熱帯の汽水域に生育するマングローブですが、実は自宅でも手軽に栽培できます。ペットボトルを使った育て方なら、特別な道具を用意する必要もなく、初心者でも気軽に始められるでしょう。
しかし、マングローブを水だけで育てるには適切な管理が必要です。水耕栽培や水槽での栽培方法について知りたい方、マングローブを育てるとき砂は入れますかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。また、マングローブは直射日光が必要ですかという光の条件や、マングローブが育つまでにかかる時間なども気になるポイントです。栽培を成功させるためには、これらの要素を理解しておくことが大切になります。
この記事では、ペットボトルを使ったマングローブの育て方について、準備から日常管理、よくある失敗への対策まで、詳しく解説していきます。
- ペットボトルでマングローブを育てる具体的な手順と必要な道具
- 水だけでの栽培方法と砂を使った栽培方法の違い
- 日当たりや温度管理など育成環境の整え方
- 発芽から成長までの期間と枯れる原因への対策
マングローブの育て方|ペットボトルで始める栽培方法

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- 必要な道具と準備するもの
- ペットボトルでの植え付け手順
- 水の管理と交換のタイミング
- 置き場所と日当たりの条件
- 発芽までにかかる期間
必要な道具と準備するもの
ペットボトルでマングローブを育てるために必要な道具は、いずれも身近なもので揃えられます。まず用意するのは1.5リットルから2リットル程度のペットボトルです。炭酸飲料用の透明なものが適しており、中の様子が観察しやすいため栽培管理に便利でしょう。
次に、マングローブの種子を準備します。メヒルギやオヒルギ、ヤエヤマヒルギといった種類が市場に出回っており、インターネット通販や専門店で購入できます。種子は棒状の形をしており、長さは10センチから20センチ程度が標準的です。
用土については、市販の川砂や園芸用の砂を用意してください。ホームセンターや園芸店で購入できる清潔な川砂や細かい砂利が最も適しています。腐葉土など有機質を多く含む土は水が腐敗する原因となるため避けましょう。
公園の砂場や海岸の砂を採取することは、自治体や国立公園の規則に抵触する場合があります。多くの自治体で公園内の物品持ち出しが禁止されており、海岸や河川の砂・石採取も規制されています。市販の園芸用砂を使用する方が安全です。
栽培に使う水は水道水で問題ありません。マングローブは本来、汽水域に生育する植物ですが、家庭での栽培では淡水でも育てられます。慣れてきたら汽水環境に挑戦してもよいでしょう。
その他、ペットボトルを切るためのカッターやハサミ、水を注ぐためのジョウロやコップがあれば準備は完了です。特別な園芸用品を購入する必要はなく、家庭にあるもので十分対応できます。
ペットボトルでの植え付け手順
石垣島の宮良川から拾ってきたマングローブの木の栽培に挑戦。
最初はペットボトルから🧐
カヌーツアーのお兄さんに教わったとおりにやってみる!! pic.twitter.com/FVuLYfNT3d— キキ@おばガール&ワーママチャレンジャー (@obagirlkiki) October 2, 2021
ペットボトルを使った植え付けは非常にシンプルです。まず、ペットボトルを半分の高さで横に切断し、容器として使用します。切り口で怪我をしないよう、テープなどで保護しておくと安全でしょう。
容器の底に川砂や砂利を入れていきます。深さは容器の3分の1程度が目安です。砂を入れたら、砂の表面と同じ高さまで水を注ぎます。この時点では砂がひたひたに水に浸かっている状態になります。
次に、マングローブの種子を植え付けます。種子には上下があり、筆のように細くなっている方が上部(新芽が出る側)で、太くとがっている方が下部(根が出る側)です。上下を間違えないよう注意しながら、種子の4分の1程度が砂に埋まるように挿し込んでください。
種子が曲がっていても心配する必要はありません。マングローブは自らの力で真っ直ぐ成長していきます。無理に矯正しようとすると種子を傷める原因となるため、自然な状態で植え付けましょう。
植え付けが完了したら、日当たりの良い場所に置きます。窓際など明るい場所が理想的ですが、真夏の直射日光は避けた方が無難です。適度な光と温度が確保できる環境を選んでください。
水の管理と交換のタイミング

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ペットボトル栽培において、水の管理は成功の鍵を握ります。マングローブは乾燥を嫌い、根が常に湿っている状態を好むため、砂の表面まで水が来るように保ちましょう。水が減ってきたら随時補給します。
水の交換頻度については、目安として1週間から2週間に1回程度、水の様子を見ながら行います。水が濁ってきたり、異臭がしたり、表面に白い膜のようなものが発生したりした場合は、頻度に関わらずすぐに交換してください。
特に夏場など気温が高い時期は、水温上昇や有機物分解が進みやすくなります。日光の強い窓際に置いている場合は、状態をこまめにチェックし、必要に応じて交換頻度を上げましょう。
水を交換する際は、根を傷めないよう注意が必要です。種子を引き抜いて根をブラシで洗うといった作業は、デリケートなマングローブの根を傷める原因となります。水の交換は種子を動かさず、水だけを入れ替えるようにしましょう。
また、エアコンで室内が乾燥しやすい時期には、霧吹きで葉に水をかけてあげると良いでしょう。マングローブは高温多湿な環境を好むため、湿度が低い環境では葉が乾燥しやすくなります。
置き場所と日当たりの条件
石垣島の宮良川から拾ってきたマングローブの木の栽培に挑戦。
最初はペットボトルから🧐
カヌーツアーのお兄さんに教わったとおりにやってみる!! pic.twitter.com/FVuLYfNT3d— キキ@おばガール&ワーママチャレンジャー (@obagirlkiki) October 2, 2021
マングローブを健康に育てるには、適切な置き場所の選定が重要です。基本的には日当たりの良い明るい場所が適しており、窓際など自然光が十分に入る場所を選びましょう。光が不足すると成長が遅くなり、徒長して弱々しい株になってしまいます。
ただし、季節によって置き場所を調整する必要があります。春から初夏にかけては、屋外の日当たりの良い場所に置いても問題ありません。真夏の強い直射日光は避けた方が無難ですが、日陰程度の明るさがあれば十分育ちます。
秋から冬にかけては、必ず室内に取り込んでください。マングローブは寒さに非常に弱く、最低気温が15度を下回ると生育が止まり、10度以下になると枯れる危険性が高まります。冬場は暖房の効いた室内の窓際など、15度以上、できれば20度から25度前後を保てる場所で管理しましょう。
冬の窓際は昼間は暖かいものの、夜間は外気の影響で急激に温度が下がります。夜になったら窓から離れた場所に移動させるか、カーテンを閉めて冷気を遮断するなどの対策が必要です。温度変化が激しい環境は、マングローブに大きなストレスを与えます。
理想的な栽培環境は、年間を通して20度から25度前後を保てる場所です。温室や室内の暖かい場所で管理すれば、一年中安定して成長を続けるでしょう。
発芽までにかかる期間

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マングローブの種子を植え付けてから発芽するまでの期間は、環境条件によって異なります。適切な温度と日照が確保できていれば、植え付けから約2週間程度で新芽が顔を出し始めます。早いものでは10日程度で芽吹くこともあるでしょう。
発芽の兆候として、まず種子の上部にある芽の部分が膨らんできます。その後、緑色の小さな葉が開き始め、双葉が展開していきます。この段階まで到達すれば、発芽は成功したと判断できます。
一方で、温度が低い環境や光が不足している環境では、発芽までに1ヶ月以上かかることもあります。特に冬場に栽培を始めた場合、室温が低いと発芽が大幅に遅れる傾向があります。温度管理を徹底し、できるだけ暖かい環境を維持することが重要です。
発芽までの間、種子の表面が乾燥しないよう注意しましょう。湿度が低い環境では、濡れたティッシュで種子を包むなどの工夫も効果的です。ただし、ティッシュは毎日交換し、カビが生えないよう清潔に保ってください。
発芽後は成長スピードが増していき、双葉の次に本葉が展開し始めます。この時期になると、より多くの光を必要とするため、日当たりの良い場所で管理を続けましょう。
ペットボトルでマングローブを育てるコツと注意点

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- マングローブを水だけで育てるには?
- マングローブを育てるとき、砂は入れますか?
- マングローブは直射日光が必要ですか?
- 水耕栽培から鉢植えへの移行方法
- 枯れる原因と対策
- マングローブの種類と成長速度
マングローブを水だけで育てるには?
マングローブは砂を使わず、水だけでも育てることが可能です。種子の3分の1程度が水に浸かるようにペットボトルやガラス容器に入れ、日当たりの良い場所に置くだけで成長します。この方法は準備が簡単で、根の成長具合を観察しやすいというメリットがあります。
水だけで育てる場合、最も重要なのは根を傷めないことです。水が汚れてきたら交換する必要がありますが、この際に種子を容器から引き抜いて根を洗うようなことは避けてください。容器を傾けて古い水を捨て、そのまま新しい水を注ぐだけにしましょう。
また、水だけの栽培では種子が不安定になりやすいという問題があります。種子が倒れないよう、容器の口が狭いものを選ぶか、軽く綿などで固定する工夫が必要です。ただし、固定する際も根を圧迫しないよう注意してください。
水だけでの栽培は、発芽から数ヶ月程度の幼苗期には適していますが、長期間の栽培には向きません。成長が進むにつれて根が発達し、植物体が重くなるため、いずれは砂や土に植え付ける必要があります。水だけでの栽培は、あくまで初期段階の方法と考えましょう。
水の量については、常に種子の下部が水に浸かっている状態を保ちます。水が減ったら随時足し水をしてください。夏場は水の蒸発が早いため、毎日水位をチェックする習慣をつけると良いでしょう。
マングローブを育てるとき、砂は入れますか?
西表島で貰ったマングローブの種🌴
育て方がよく分からないけど、芽が出てきたから大丈夫かな?🤔✨ pic.twitter.com/AUoYj1179G— あい🦭 (@ai__nf) June 11, 2022
マングローブの栽培において、砂を入れるかどうかは栽培方法によって異なります。結論から言えば、長期的に健康に育てたい場合は砂を入れることを強く推奨します。砂があることで根がしっかりと張り、植物体が安定するからです。
砂を入れる最大のメリットは、根の発達を促進できる点にあります。マングローブは本来、泥質や砂泥の土壌に根を張る植物です。砂があることで根が伸びやすくなり、養分や水分の吸収効率も向上します。水だけの環境では根の成長が制限され、長期的には株が弱る可能性が高くなるでしょう。
使用する砂の種類については、市販の清潔な川砂や細かい砂利が適しています。園芸店やホームセンターで購入できるものを使用してください。一方、観葉植物用の培養土や腐葉土は避けるべきです。これらには有機質が含まれており、常に水に浸かった状態では腐敗して水質を悪化させます。
砂の量は容器の3分の1程度を目安にしてください。砂を入れすぎると水の量が減り、管理が難しくなります。逆に砂が少なすぎると根が十分に張れず、種子が安定しません。適切なバランスを保つことが大切です。
砂を入れた栽培では、水の交換時に砂が流れ出ないよう注意が必要です。容器をゆっくりと傾け、上澄みの水だけを捨てるようにしましょう。砂ごと水を捨ててしまうと、根を傷める原因となります。
マングローブは直射日光が必要ですか?

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マングローブの栽培において、光は非常に重要な要素です。ただし、必ずしも強い直射日光が必要というわけではありません。明るい日陰や窓越しの光でも十分に育てることができます。
理想的な光環境は、季節や株の状態によって変わります。春から初夏にかけては、屋外の日当たりの良い場所に置いても問題ありません。この時期の柔らかい日差しは、マングローブの成長を促進します。実際、自生地では一日中太陽光を浴びて育っているため、強い光にも十分耐えられる植物です。
しかし、真夏の強い直射日光は注意が必要です。ペットボトルでの栽培では土の量が少なく、水温が上がりやすいという問題があります。水温が高くなりすぎると根が傷み、最悪の場合は枯れてしまうこともあるでしょう。真夏は日陰や半日陰の場所に移動させるか、室内の明るい窓際で管理することをおすすめします。
光が不足すると、マングローブは徒長して茎が細く弱々しくなります。葉の色も薄くなり、全体的に貧弱な株に育ってしまうでしょう。特に室内で栽培する場合は、できるだけ窓に近い場所を選び、十分な光を確保してください。
冬場の室内栽培では、窓際の明るい場所が最適です。この時期は日照時間が短いため、日中はできるだけ多くの光を浴びせてあげましょう。LEDやメタルハライドランプなどの植物育成用ライトを使用すれば、より安定した栽培が可能になります。
水耕栽培から鉢植えへの移行方法
二年前 沖縄から連れて帰ってきたマングローブがゆっくり二倍くらい成長。でもこの頃元気がない。ずっと水耕栽培していたけど今日からは思い切って土のなかに。環境変わって生きていけるかな… pic.twitter.com/WxUvkBro
— ポニョ (@PinoApolo) January 11, 2013
ペットボトルでの水耕栽培から鉢植えへ移行するタイミングは、株の成長状況によって判断します。一般的には、双葉が展開して本葉が3枚から4枚出てきた頃が移行の適期です。この段階になると根もしっかりと発達しており、植え替えのストレスにも耐えられるようになります。
鉢植えへ移行する際は、底穴のない深めの鉢を用意してください。通常の植木鉢とは異なり、マングローブは常に湿った状態で栽培するため、排水穴がない方が管理しやすくなります。鉢の高さは20センチ以上あるものが理想的です。
用土には清潔な川砂や鹿沼土を単用します。観葉植物用の培養土は有機質を含むため、湿った環境での栽培には適しません。鉢の半分程度まで砂を入れたら、マングローブの根を傷めないよう慎重に植え付けます。種子の3分の1程度が埋まる深さに植え付け、土の表面に薄く水が張る程度まで水を注いでください。
植え替え直後は、マングローブに大きなストレスがかかります。1週間から2週間程度は直射日光を避け、明るい日陰で管理しましょう。この間は水を切らさないよう注意し、葉にも霧吹きで水をかけて湿度を保ってください。新しい葉が展開し始めたら、植え替えは成功したと判断できます。
鉢植えでの栽培に移行した後も、水の管理は引き続き重要です。土の表面に水が張っている状態を維持し、水が減ったら随時補給しましょう。水の交換は、状況を見ながら月に1回から2回程度行います。
枯れる原因と対策

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マングローブが枯れる原因として最も多いのは、低温による障害です。前述の通り、マングローブは熱帯の植物であり、最低気温が15度を下回ると生育が停止します。10度以下の環境では急速に弱り、やがて枯れてしまうでしょう。
特に注意が必要なのは、冬場の窓際での栽培です。昼間は暖かくても、夜間は外気の影響で温度が大きく下がります。冬は室内の暖かい場所で管理し、最低でも15度以上、できれば20度以上を保つようにしてください。
次に多い原因は、根の損傷です。水を交換する際に種子を引き抜いて根をブラシで洗ったり、頻繁に植え替えを行ったりすると、デリケートな根が傷んでしまいます。マングローブの根は非常に繊細であり、一度傷つくと回復が難しいという特徴があります。
根にコケが付着した場合でも、無理に取り除こうとしてはいけません。コケ自体は植物に大きな害を及ぼすものではなく、むしろ根を保護する役割を果たすこともあります。どうしても気になる場合は、水で軽く流す程度にとどめましょう。
水切れも枯れる原因の一つです。マングローブは乾燥を嫌うため、数日間水がない状態が続くと急速に弱ります。特に夏場は水の蒸発が早いため、毎日水位をチェックする習慣をつけてください。
逆に、水の富栄養化による枯れもあります。肥料を与えすぎたり、腐葉土など有機質を多く含む土を使用したりすると、水質が悪化して根腐れを起こします。幼苗期には肥料は不要であり、数十センチ程度に成長するまでは種子に蓄えられた栄養だけで十分育ちます。
マングローブの種類と成長速度

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日本国内で入手できるマングローブの種類は、主に3種類あります。ヤエヤマヒルギ、メヒルギ、オヒルギの3種で、それぞれ特徴や成長速度が異なります。栽培を始める前に、各種の特性を理解しておくと良いでしょう。
ヤエヤマヒルギの特徴
ヤエヤマヒルギは、タコの足のような支柱根を持つことが特徴です。葉の先端には小さなトゲがあり、他の種類と見分けやすい形態をしています。3種の中では最も流通量が多く、初心者にも入手しやすい種類と言えるでしょう。
この種類は比較的寒さに強く、海水への順応もしやすいという特徴があります。ただし、それでも最低気温は15度以上を保つ必要があります。成長速度は中程度で、適切な環境では半年で10センチから15センチ程度に成長します。
メヒルギの特徴
メヒルギは、葉の先端にくびれがあることが最大の特徴です。種子は細長くツルツルとした表面を持ち、ヤエヤマヒルギと比べると華奢な印象を受けます。この種類も比較的流通しており、入手は容易です。
成長速度はヤエヤマヒルギとほぼ同程度で、環境が整っていれば半年で目に見える成長を遂げます。ただし、寒さにはやや弱い傾向があるため、冬場の温度管理には特に注意が必要でしょう。
オヒルギの特徴
オヒルギは、葉に赤い筋が入ることが特徴的な種類です。種子は太くてガサガサとした表面を持ち、3種の中では最も大型に育ちます。自生地では高潮線よりやや高い位置に分布することが多く、他の2種と比べると乾燥にやや強い傾向があります。
成長速度は3種の中では最も遅く、同じ条件で育てた場合、ヤエヤマヒルギやメヒルギよりも小さい株になることが多いでしょう。しかし、その分丈夫で育てやすいという利点もあります。
| 種類 | 葉の特徴 | 種子の形状 | 成長速度 | 寒さへの耐性 |
|---|---|---|---|---|
| ヤエヤマヒルギ | 先端にトゲあり | 中程度の太さ | 中程度 | 比較的強い |
| メヒルギ | 先端にくびれあり | 細長くツルツル | 中程度 | やや弱い |
| オヒルギ | 赤い筋が入る | 太くガサガサ | 遅い | 中程度 |
いずれの種類も、成長は非常にゆっくりです。自生地では、70センチ程度に育つまでに2年から3年、1メートルを超えるには5年から7年かかるとされています。家庭での栽培ではさらに時間がかかる可能性が高いため、長期的な視点で育てる必要があるでしょう。
総括:マングローブの育て方|ペットボトルで簡単栽培を始める方法
- ペットボトルを半分に切った容器に市販の川砂と水を入れるだけで栽培を始められる
- 種子は上下を間違えず、4分の1程度を砂に挿す
- 常に砂の表面まで水を保ち、水が減ったら随時補給する
- 水は1週間から2週間に1回程度を目安に、状態を見ながら交換する
- 最低気温は15度以上、できれば20度から25度前後を年間通して維持する
- 日当たりの良い場所が理想だが真夏の直射日光は避ける
- 発芽までは約2週間程度かかり環境によって前後する
- 水だけでも育つが長期栽培には砂を入れた方が根の発達が良い
- 根を傷めないよう水交換時に種子を動かさない
- 冬の窓際は夜間の温度低下に注意が必要
- 枯れる原因の多くは低温障害か根の損傷
- 幼苗期には肥料は不要で種子の栄養で育つ
- ヤエヤマヒルギ、メヒルギ、オヒルギの3種類が主に流通している
- 成長は非常にゆっくりで1メートルに育つまで5年以上かかる
- 本葉が3枚から4枚出たら鉢植えへの移行を検討できる